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Crew-13 が打ち上げ成功、4人を乗せた Dragon が ISS へ

NASA の Crew-13 が日本時間2026年10月2日0時10分、Falcon 9 で打ち上げられました。4人を乗せた Crew Dragon は軌道に到達し、約8時間後の国際宇宙ステーションへのドッキングを目指しています。

公開日

SPACE DECODE 編集部
真横から見た Crew Dragon の写実的なイメージ。ノーズコーンを閉じた白いカプセルに SuperDraco の噴射口、下に濃紺の太陽電池に覆われたトランクとフィン
イメージ実際の出来事を写した写真ではありません。Render: SPACE DECODE(AI 画像生成)

What happened

何が起きたか

NASA の乗員交代ミッション Crew-13 が、SpaceX の Falcon 9 で打ち上げられました。4人を乗せた Crew Dragon は軌道に到達して2段目から分離し、国際宇宙ステーション(ISS)へ向かっています(NASA)。

When / Where

いつ・どこで

日本時間2026年10月2日0時10分(米東部時間10月1日午前11時10分)、米フロリダ州ケープカナベラル宇宙軍基地の SLC-40 から打ち上げられました(NASA)。

Key facts

確認できている事実

  • 乗員は、NASA のジェシカ・ワトキンス飛行士(船長)とルーク・デラニー飛行士(パイロット)、カナダ宇宙庁のジョシュア・クトリク飛行士、ロスコスモスのセルゲイ・テテリャトニコフ飛行士の4人です(NASA)。
  • Falcon 9 の1段目は、ケープカナベラル宇宙軍基地の着陸場 Landing Zone 40 に着陸しました(NASA)。
  • Dragon は約8時間をかけて ISS に近づき、ハーモニー・モジュールの宇宙側のポートにドッキングする予定です。目標は米東部時間10月1日午後7時(日本時間10月2日午前8時)で、NASA は ISS 史上最も短い打ち上げからドッキングまでの時間になるとしています(NASA)。
  • ワトキンス飛行士は2022年の Crew-4 に続く2回目の飛行で、Dragon で2回打ち上げられる初めての NASA 飛行士になります。デラニー飛行士とクトリク飛行士は今回が初めての宇宙飛行、テテリャトニコフ飛行士は ISS を訪れるのが初めてです(NASA)。

Why it matters

なぜ重要か

Crew-13 は、ISS に滞在している Crew-12 と交代するためのミッションです。NASA は8月、Dragon の推進系で見つかった酸化剤の漏れを受けて打ち上げ日を見直していました(NASA)。今回の打ち上げで、遅れていた乗員交代が進むと考えられます(編集部の見方)。

打ち上げからドッキングまでを短くできれば、乗員が狭いカプセルで過ごす時間が減ります。運用の工夫が積み重なっていることを示す例といえます(編集部の見方)。

Deep dive — もっと詳しく

詳しく読む

要点はここまでです。ここからは、仕組みや経緯、今後の見通しを掘り下げます。

014人の顔ぶれ

船長のジェシカ・ワトキンス飛行士は、2022年の Crew-4 で、ISS の第67次・第68次長期滞在に参加し、合計約170日間を宇宙で過ごしました。NASA によると、今回の打ち上げで Dragon に2回乗って打ち上げられる初めての NASA 飛行士になります(NASA)。

パイロットのルーク・デラニー飛行士(NASA)とミッションスペシャリストのジョシュア・クトリク飛行士(カナダ宇宙庁)は、今回が初めての宇宙飛行です。もう1人のミッションスペシャリスト、セルゲイ・テテリャトニコフ飛行士(ロスコスモス)は、今回が初めての ISS 訪問になります(NASA)。米国・カナダ・ロシアの飛行士が同じ Dragon に乗っている点も、ISS が国際協力の場であることを表しています(編集部の見方)。

02使われた機体

Spaceflight Now によると、今回の Crew Dragon は「Grace」と名付けられた機体です。1段目ブースター B1101 は3回目の飛行で、過去には Starlink の打ち上げと、2026年の Crew-12 の打ち上げに使われたと報じられています(Spaceflight Now)。

ブースターはケープカナベラル宇宙軍基地の着陸場 Landing Zone 40 に着陸しました(NASA)。人を乗せるミッションでも、1段目ブースターが繰り返し使われていることが分かります。再使用の仕組みは Museum の「Falcon」ホールで解説しています。

03このあとの予定

NASA によると、打ち上げの時点で ISS は地上約263マイル(約423キロ)を周回していました。Dragon は約7時間50分かけて追いつき、ドッキングする計画です(NASA)。

Spaceflight Now によると、Crew-13 の滞在は約6か月の予定です。数日間の引き継ぎのあと、Crew-12 の4人(NASA のジェシカ・メイア飛行士とジャック・ハサウェイ飛行士、ESA のソフィー・アドノ飛行士、ロスコスモスのアンドレイ・フェジャエフ飛行士)は Dragon「Freedom」で地球に戻る予定と報じられています(Spaceflight Now、NASA)。

Context

背景

NASA は2026年8月29日、打ち上げ前の通常の点検で Dragon の推進系に酸化剤の漏れが見つかったとして、打ち上げ日を見直すと発表していました(NASA)。延期の経緯は当サイトの過去記事、Dragon の仕組みは Museum の「Dragon」ホールで確認できます。

Sources / 出典

  1. 01
    Liftoff! NASA's SpaceX Crew-13 Begins Journey to International Space Station(外部サイト)

    NASA · 宇宙機関 · 一次情報 · 2026.10.01 · 参照 2026.10.02

  2. 02
    NASA's SpaceX Crew-13 Reaches Orbit, News Conference at 12:45 p.m. EDT(外部サイト)

    NASA · 宇宙機関 · 一次情報 · 2026.10.01 · 参照 2026.10.02

  3. 03
    Falcon 9 First Stage Lands, Second Stage Engine Shuts Down(外部サイト)

    NASA · 宇宙機関 · 一次情報 · 2026.10.01 · 参照 2026.10.02

  4. 04
    Meet the Crew of NASA's SpaceX Crew-13(外部サイト)

    NASA · 宇宙機関 · 一次情報 · 2026.10.01 · 参照 2026.10.02

  5. 05
    NASA, SpaceX Adjust Crew-13 Launch Date(外部サイト)

    NASA · 宇宙機関 · 2026.08.29 · 参照 2026.10.02

  6. 06
  7. 07